2019年10月29日、バルザース、リヒテンシュタイン- サーフェスソリューションのリーディングプロバイダーである、エリコンバルザースは10月1日と、2日に特別なゲストと顧客を招待し、フランスのリモージュにあるカスタマーセンターで30周年を祝いました。リモージュはモータースポーツ向けのエリコンバルザースのコンピテンスセンターがあることで有名であり、高性能エンジンに使われている精密部品向けのコーティングを提供しています。
モータースポーツセグメントマネジャーであるマーク・エルヴェ(Marc Hervé)はプレゼンテーションを行い、その中で、リモージュの拠点について設立当初からの歴史とその後何年にもおよぶ発展の概要を述べ、そしてモータースポーツ産業で使われている精密部品向けの最新のコーティング技術とソリューションを紹介するとともに、将来のイノベーションに期待を込めました。翌日の祝賀会の締めくくりとなる、生産設備の見学ツアーを控え、夜のイベントでは、特別ゲストと顧客がエリコンバルザースの専門家たちと最新の開発について話し合う歓談の場を設けました。
25年以上にわたるモータースポーツ産業でのエリコンバルザースの成功は、主に高性能ダイヤモンドライクカーボン(DLC)コーティングであるBALINIT CAVIDURにありますが、このコーティングは摩擦を減少させ、耐摩耗性を向上し、耐用年数を延長させるために、バルブ・トレーン部品に使うことが、この産業でのグローバルスタンダードとなっています。DLCコーティングは現在では、F1、世界ラリーチャンピオンシップ、全米自動車競争協会(NASCAR)、ドイツ・ツーリングカー選手権(DTM)などのレーシングシリーズで広く使われていますが、自動車だけではなく、モーターバイクやモトクロス用の部品もまた20年以上前から、このコーティングをカスタマイズして使っています。
「私たちの専門知識、革新的テクノロジー、顧客との密接な関係が功を奏し、リモージュは、モータースポーツ界で使われるコーティングのハブとなりました。私たちはモータースポーツ界のコーティングにおいてマーケットリーダーとしての地位に値することを示しました。そして、皆さんとともに記念日を祝うことで絆が深まり、この業界の将来の課題にともに取り組むことができるでしょう」とヘッド・オブ・エリコンバルザースフランスのジル・ウィダースキー(Gilles Widawski)は述べ、彼のチームへの感謝をまとめました。「このユニークな産業で、30年もの間、優れたカスタマーサービスを提供し、標準を定めてきたことは、素晴らしい快挙です。このことは、チームの業績が優れていて、顧客とのこのような生産的な関係を構築するために熟練した知識と情熱を注いできたことを示しています。彼らが非常に成功し、何年もの間に多くの賞を受賞したことは当然のことです。」
マーク・エルヴェは「モータースポーツ向けの高性能コーティングと、一貫した高水準のカスタマーサービス、そして従業員同士のチームスピリットの努力が実り、エリコンバルザースの特にモータースポーツ向けのコーティングのマーケットリーダーとしての羨望される評価を築きました。」と述べました。