2019年6月12日、バルザース、リヒテンシュタイン – 衛生機器、空気弁、セラミックシャフトやポンプベアリングのセラミックシールディスクだけでなく、ポンプやコンプレッサーの部品―これらは長期にわたって高摩擦環境に晒されています。これらの機器を長期間、安心して使用できるよう、表面ソリューションのリーディングプロバイダーであるエリコンバルザースは高頻度使用や高温による摩耗から部品を保護する水素フリーカーボンコーティング、 BALINIT MILUBIA と BALINIT NALUBIAを開発しました。
この2つのコーティングは優れた低摩擦係数という特性を持ち、その低コーティング温度により熱に敏感な材質への適用も可能です。
BALINIT MILUBIA – 高摩擦向け
BALINIT MILUBIA はシールディスク、空気弁、セラミックシャフトおよびポンプベアリングに特化して開発されました。微細構造に基づいたコーティングの硬さは35 ~40 HIT(GPa)です。 BALINIT MILUBIA は金属、セラミックやプラスチックなどの電気絶縁体に適しています。このコーティングは、長時間の使用でアッセンブリ―オイルがなくなった状態でもセラミックシールリングとディスクの低い操作力を保証し、その低摩擦ゆえに、ドライランでもシールリングとディスクの温度を低く保ちます。
BALINIT NALUBIA –より硬く、延性も向上
ポンプやコンプレッサーのメカニカルシールではシールリングの素材として炭化ケイ素セラミックが使われています。エリコンバルザースは、高温の原因となる低潤滑状態での部品の摩耗を最小限化するBALINIT NALUBIAを発表しました。 BALINIT NALUBIAのコーティング硬度は40 ~ 50 HIT(GPa)で、部品の延性が向上します。この効果的な耐過熱保護は、たとえドライラン条件下でも、デバイスの耐用寿命を大幅に延長します。
BALINIT MILUBIA のより詳しい情報はウェブサイトをご覧ください。