窒化 PVD コーティングはほとんどの場合アーク蒸着により 400°C ~ 450°C で成膜されます。窒化 PVD コーティングされた金型はサービス寿命が長く、生産を簡素化および安定化し、金属およびプラスチック加工における生産性向上の基盤を構築します。
それに対し、
BALINIT® ARCTIC シリーズのコーティングは、特定の金属やアプリケーションでは 200°C という低温で成膜可能です。低温で使用される鋼材や銅合金のコーティングが可能です。
BALINIT® コーティング A (TiN)、 D (CrN)、 FUTURA NANO (TiAlN) はそのような低温のコーティングに使用可能です。これらは射出成形およびプラスチック押出成形のダイ、また穴あけ、ブランキング、成形用のパンチやダイ、その他の自動車産業におけるさまざまな部品に理想的です。
- 硬度の損失がない
- 歪みがない
- 摩耗耐性の向上
- 型充填の向上、清掃作業の軽減